https://news.yahoo.co.jp/articles/58b8d206bcf9658753660... 中国で、3歳の女児が頭部に果物ナイフが刺さった状態で母親と病院を訪れる様子がカメラに捉えられ、物議を醸
している。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が8月24日、報じた。それによると、この母子は8月15日、
中国・雲南省昆明市にある東川区人民病院を訪れた。3歳の女児の頭にはナイフが刺さった状態で、母親と手をつな
いで病院に入っていったという。
公開された動画を見ると、女児の頭には刃渡り15センチほどの果物ナイフが刺さっており、女児は母親と手をつ
ないで病院に歩いていく。女児は落ち着いて歩いており、母親は淡々とした様子だった。
現地メディアによると、母親は「『厄除け』のために枕の下に果物ナイフを置き、そのことを忘れてベッドのシ
ーツを直そうとしたところ、ナイフが出てきて子どもの頭に刺さった」と説明したという。
しかし病院の関係者は「子どもがだだをこねたため、母親が黙らせようとナイフで脅かし、その時に誤って子ど
もにけがをさせたと認めた」と説明した。母親は自らナイフを抜こうとしたが失敗し、すぐに病院に向かったとい
う。
病院側は即座に手術を実施してナイフを除去した。女児は現在、命に別状はなく容態も安定しているという。
ある匿名の医療専門家は「子どもの頭蓋骨がまだ柔らかいため、致命傷にならずに済んだ」「無理にナイフを抜
いていたら危険だった」と説明した。
現地警察は、今回の事件には犯罪の意図はなかったとみて、単純な事故と結論付けた。
動画は中国のSNS(交流サイト)で急速に拡散され、再生回数は数百万回を記録した。ネットでは「これは正常な
母親なのか、警察が追跡すべき」「ナイフが刺さったままでも冷静に歩いていた子どもが痛々しい。無事でよかっ
た」などのコメントが相次いだ。
返信する