韓国の放送通信審議委員会(放審委)は4日、司会者が飲酒後に生放送に出演してニュースを進行し非難を受けたJIBS
済州(チェジュ)放送に、法定制裁に当たる「注意」を決議した。「放送審議に関する規定」27条(品位維持)、55
条(放送事故)違反と判断した。
同日に全体会議を開き、昨年3月30日に放送された、同局チョ・チャンボムアナウンサーの飲酒が疑われた「JIBS
8ニュース」に対して、重い判定を議決した。
放審委の決定は「(1)問題なし」、行政指導段階の「(2)意見提示」と「(3)勧告」、法定制裁の「(4)注
意」、「(5)警告」、「(6)プログラム訂正・修正・中止や関係者懲戒」、「(7)課徴金」の7段階に分けられ
ており、今回の制裁は4番目に重い処分。放送会社の再許可・承認審査時に減点理由になる重懲戒に分類される。
韓国メディア「ヘラルドPOP」は5日、書面意見陳述の様子を報道。「JIBS済州側は、司会者が当日、代理の司会者
を務めることを忘れて食事とともにアルコールを飲んだ。その後、風邪薬を服用した状態で出演。プロデューサーが
ニュース開始後に異変を感じて放送を直ちに中断し、その後、謝罪放送もした」と報告した。
司会者には、停職3カ月と1年間のニュース製作現場からの排除処分を出し、ニュース責任者の取材企画チーム長に
も警告措置をしたと説明した。しかし、放審委は「数十年に1度、あるかないかという放送事故であり、絶対にあっ
てはならない飲酒放送だ。制裁は避けられない」と指摘した。
昨年3月30日の「JIBS8ニュース」で、司会者だったチョアナウンサーは、発音が不正確で、国会議員選挙の候補者
の名前もまともに発音できない状態で出演したため、飲酒による酩酊(めいてい)が疑われ、視聴者から不満の声が届
いていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c9c467ee804282850fa6...
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