中国の内陸部・四川省成都市の郊外にある観光施設「雪村」で、今年は雪が降らなかったことから、担当者が白い綿を
使って無理やり“雪”を作り、地面や建物の屋根の上にのせていたことが、訪れた観光客らによって発覚。中国のウェ
イボーなどのSNSで批判が殺到し、施設が閉鎖に追い込まれたことがわかった。
「綿で雪を作る」ことを思いつく
現場は成都市の南宝山旅游区という、敷地面積90平方キロメートルの広大な自然を生かした観光地の一角にある「雪
村」というエリア。例年、この時期は雪が降ることで知られ、雪がめったに降らない中国の西南地方などから多くの観
光客が訪れる。
しかし、今年は、春節近くなっても雪がほとんど降らなかったことから、担当者が「綿で雪を作る」ことを思いついた
ようだ。中国メディアの報道によると、担当者は「ここは有名な打卡地(映えスポット)。お客さんを失望させないよ
うに急ごしらえで雪の雰囲気を演出したが、申し訳ないことをしてしまった」と話しているという。
「雪村」は春節の初日に公開されたが、すぐに「ニセモノの雪だ」という批判が殺到したことから、春節2日目には
閉鎖に追い込まれた。観光客からは「入場チケットは本物なのに、雪はニセモノだなんて、ひどい」「いい加減に
して」という声がSNSに書き込まれている。
この時期、成都市の市街地の気温は4~9度程度、海抜が高い郊外のエリアは1~8度程度で、雪が降る場所もある
が、今年は例年に比べて雪が少なかった。
中国ではこれまでも、動物園の動物にペンキのような塗料を塗ったり、水族館のジンベエザメをロボットで作ったりし
たことがあり、訪れた客から批判が殺到。施設側が謝罪に追い込まれることが何度も起きている。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/090a2d3e402e16...
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