【深層韓国】
「韓国人とは、見たいものしか目に入らず、聞きたくない話は耳に入らない人たちだ」―。日本の韓国ウオッチャー同士
で話し合うと、しばしば聞かれる韓国人評だ。
「あぁ、この大学教授も…」と大笑いしてしまうコラムを読んだ。何がって、「わが民族は善良な性格で、他国を侵略
することはないのに、文化的に世界を揺るがす能力がある」と真面目に述べているのだから。
済州(チェジュ)島4・3事件(1948年)、保導連盟事件(50年)では何万人の同胞を殺害したのか。参戦したベトナ
ムで韓国軍は何をしたのか。聞いたことがないはずはない。が、聞いても耳に入らなかったのだろう。
それで、「わが民族は善良な性格」と自賛し、文化的に世界を揺るがした実例として、BTSや「冬のソナタ」など韓国ド
ラマを挙げ、「韓国の地位をさらに高めるためには、韓国語をグローバル化するために一層努力しなければならない」と
主張している。まさしく、「韓国人の学者」だ。
「楽韓Web」に紹介記事があり、原文(プレシアン)を読んだ。著者は韓国の私立大学教授、「漢字は東夷族がつくった
文字」というタイトルだ。
漢字は、古代中国の殷(いん)で創られた亀甲文字から始まることに異論はない。
殷王朝を築いた東夷族=韓民族と主張
しかし、教授は《殷は東夷族が建てた。わが国(筆者註=古代朝鮮のことだろう)は殷の暦を使ったとさまざまな文献に
記録されている。だから、わが民族である(筆者註=同族ということだろう)。結論として、漢字は東夷族(=韓民族)
が創った文字であることは確かだ》という。この展開には疑問符ばかりつく。
東夷族とは、中華思想に基づく侮蔑の色分け概念だ。初期の東夷族は山東省あたりにいた民族を指す。ならば朝鮮民族は
山東省にいて、殷王朝に関与したのか。
コラムはすぐにタイトルとは離れて、「民族にとっての国語」の大切さの話に移る。中国の延辺朝鮮族自治州で、中国当
局が漢語拡大政策を進めていることへの批判だ。そして、「韓国語グローバル化」の力説。支離滅裂だ。
「漢字は東夷族(韓民族)が創った文字であることは確か」なら、なぜ韓国人は漢字を捨ててしまったのか。そのため
史学科の院生ですら古代史料を簡単に読めないというではないか。この大学教授は、殷の歴史を叙述した『史記』を読
みこなせるのだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6d4228e264873728c8d1...
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